2011年を振り返って

例年は、年賀状・クリスマスカード準備に忙しい頃なのですが、今年はあまり良い年ではありませんでしたので、クリスマスカードは着手せず、年賀状の手配も終了したので少しつぶやいてみることにします。
1997年の冬?だったでしょうか。お昼休みに同僚と散歩していたところ、彼女はこう答えました。
「今すぐにできることがあるよ。それはお金を貯めることだよ」との一言。
これは弟からいつも言われていたことなので、身に染みてわかっていたことでしたが、彼女の理由を聞いた時、「真っ直ぐに生きてるな」ととても新鮮に感じました。
その頃、知人が相次いで留学していった事や、Internet経由で海外の大学を受講を考えていたのですが、彼女のパワーをもらい、実際に自分の目で米国の大学を見て、短期留学に挑戦してみました。結果として仕事のほうが留学より楽しく得るものが多かっため、仕事と夜間大学のワラジ生活に戻りました。これで自分の「後悔しない生き方」も達成したのですが、それよりも、その時は自分の周りに助けてくれた知人、同僚、恩師等がいたことが大きかったと思います。
しかし、今年はボラ活動を通じて「もとで」がないと結局何もできない事を思い知らされたせいか、不思議と彼女と出会った時を思いだしました。心のどこかで「お金だけが全てでははない」と思いたい自分がいますが、綺麗ごとではなくこれは現実です。
幸いこれまで自分は良い方々に恵まれてきたのでしょうが、今のご時世社会事態が壊れているせいか「自分勝手」に生きてる人=社会全体に余裕がなくなっていて、「人」も使い捨てになっているように感じます。
「国なんか信用できないよ。信用できるのは自分だけだよ」という声も聞こえてきそうですが、応援してくれる方々がいるうちは、せめてその方々の期待を裏切らないよう、「自分が今できること」を精一杯やろうと思います。